黒柳徹子(82)が5日、東京・青山葬儀所で営まれた俳優加藤武さん(享年86)の文学座劇団葬に参列し、故人との思い出を明かした。

 加藤さんとは「60年来のお友達」で、最後に会ったのは、この日から2、3カ月前に一緒にステーキを食べた時だったという。

 「会うと『おうっ』と言ってくれて、清らかな方で、おもしろい人でした。人の好き嫌いが私と似ていて、いつも嫌いな女優さんのまねをしてくれと言われて、私がまねをしていました。ステーキを食べた時も、その方のまねをしましたよ。(女優の)お名前は言えませんけども」

 加藤さんは今年7月31日、都内のスポーツジムのサウナで倒れ、その後、搬送された病院で死亡が確認されていた。

 「ジムに通っていて、女性の優しい先生にエアロビクスを習っているとおっしゃっていたので、充実した運動をした後に、サウナで倒れてしまったんだと思います。びっくりしました」

 その上で「俳優としても、人間としても、すばらしい先輩でした」としみじみと語り、「本当に、悲しくて仕方ありません」と悔やんだ。