サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場するコロンビア代表のホセ・ペケルマン監督(68)が18日、ロシア・サランスクのモルドビア・アリーナで1次リーグ初戦の日本戦(19日)に備え、公式会見に臨んだ。

 4年前に日本を圧倒し、完膚なきまでにたたきのめした指揮官は存在感たっぷり。年の功なのか、落ち着いていた。

 4年前との違いを「ここに来られて幸せ。国にとっても大きな誇り。出られるか心配もあったが、こうやって実現した。素晴らしいことを達成した。いくつかの変更、新しい選手を入れないと、ずっとW杯に出て、成果を手にすることはできない。ブラジルよりずいぶん若く、いろいろなスキルがある。不安に思っている選手もいるかもしれない。でも、万全の準備をしている。若い選手を経験ある選手が助ける。すばらしい完璧なチーム」と世代交代に成功したと強調した。

 日本については「タフな敵になる。前回のW杯のことは忘れている。経験ある選手もいて、監督も変わった。新しい監督はいろんな選手を試し、選手も交代させている。西野監督は、いろいろなスタイルを試している」とよく知っているようだった。

 メンバーについては「もちろん、日本からも何も情報がなかったので、こちらからも与えません」とけむに巻いた。

 23歳、バルセロナの長身DFミナについて聞かれると「彼のスキルはまったく議論の余地がない。絶対に大丈夫。彼のことを信頼している。ミナを、とても頼りにしている。コロンビアをハッピーにしてくれる。これまでも、これからも。サッカーの世界で、明るい未来を持っている選手」と絶賛した。