東京五輪(オリンピック)世代のU-21(21歳以下)日本代表の森保一監督が15日、同世代で出場する8月開幕のアジア大会(インドネシア・ジャカルタ)に向け、J2の東京ヴェルディ-レノファ山口戦視察のため東京・味の素スタジアム入りした。
森保監督は、ワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表コーチとして16強入りしたチームを支えた。
7月末で退任する西野朗監督の後任候補で、最有力視されている。
視察後、待ち受ける報道陣の前で丁寧に、すべての質問に対し、真摯(しんし)に対応した。
やりとりの一部は次の通り
-報道で名前が出ているが
森保監督 これまで自分がやってきたこと、我々がチームでやってきたことが評価され、ありがたく光栄なこと。しかしながら、本来だったら、何かお話しできることがあるかなと思いますが、何もありません。ずっと家にいました。
-日本人監督の機運が高まっている
森保監督 自分が、とか、自分がこれまで活動してきたことがどうとかではないですけど。今回ロシアのW杯にA代表のコーチとして帯同させてもらって感じたのは、西野さんがすごくうまく選手とスタッフとコミュニケーションをとりながら、チームをまとめていっているなと。すごく上手だなと思いましたし、日本人だからこそできることかなと感じました。もちろん外国人の監督とも直接コミュニケーション取れる選手もいるかもしれないですけど、通訳が入ったりとか、1拍、そのタイミングでしか話せないこととか、2人で直接話せるからとか、そういうので意思疎通取れていることが多いんだろうなという風に、西野さんの監督業を見させてもらって、感じさせてもらいました。ただ日本人であろうと、コミュニケーションの取り方に問題があれば、チームの中にもいろんな問題出てくると思いますけど。西野さんはすごいなと思いました。
-帰国後は、ずっとご自宅にいらっしゃった
森保監督 サッカー見てました。
-具体的に協会から何か
森保監督 いえ、ありません。僕より皆さん(報道陣)の方が、何かいろいろ動きを知っていると思います(笑い)。
-もし話があった場合は
森保監督 それは、もし話があったらではなく、話があってから考えたい、お話しさせていただきたいと(笑い)。