裁判所書記官が「悪名高い」と原告を中傷
建設中の徳山ダム(岐阜県揖斐川町)の用地取得をめぐる民事訴訟で、岐阜地裁(三宅俊一郎所長)民事第1部の30代の男性書記官が、担当裁判官へ提出したメモに「利権に食いつき、ひともうけをたくらんでいるとして悪名高い」などと、原告をひぼう中傷する内容を記述していたことが13日、分かった。
岐阜地裁によると、メモは書記官が審理の進行を管理するために作成。公文書ではないため、管理規定はないが、裁判に関する書類と一緒にファイルに挟んで保存されていた。
メモには原告側の弁護士についても「原告との利害が一致して訴えに至ったのかもしれません」とあったが、被告側の記述はなかった。この書記官は「単なる憶測で書いてしまった」と釈明しているという。
村瀬賢治総務課長は「裁判所の公平性に誤解を招く記述。今後はないようにしたい」と話している。同地裁では、担当書記官を変更し、処分を検討するとしている。
同訴訟は、揖斐川町の男性が、徳山ダム建設のために岐阜県などに譲渡した関連用地の登記移転手続きが契約通りではなかったとして、昨年11月に登記手続きの抹消を求めて起こした。
男性は02年にも同様の訴訟を起こしており、その際にも男性書記官が担当していた。
[2006/1/13/14:09]
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