大黒ビックリ、グデ監督が電撃退任
【グルノーブル(フランス)18日=松本愛香通信員】FW大黒将志(25)の所属するグルノーブル(フランス2部)のティエリー・グデ監督(43)が17日のカーン戦後、電撃退任した。来季の契約交渉をしたが、クラブ側が態度を保留したため、ライバルのブレストと契約した。8試合を残して途中退任する異例の事態となった。大黒は2試合連続フル出場も無得点に終わり、試合は0−2で完封負け。降格の危機から脱せず、4月28日にはブレスト・グデ監督と対戦する。
グルノーブルに衝撃が走った。ホームでのカーン戦。「アレ 大黒様」の特製鉢巻きが観客に配られ、主役を期待された大黒だが2試合連続フル出場もチャンスに恵まれず6試合無得点。0−2で完封負けした直後、さらにショッキングな事件があった。
残留争い真っただ中で、グデ監督が8試合を残しての電撃退任を発表。同じ2部で、4月28日の対戦を残すブレストと契約したことも明かした。年明けから来季の契約交渉を持ったがクラブ側が回答を保留。同監督は「2カ月半も返事がなかった」と、見切りをつけてブレストへの電撃移籍を16日に最終決定したという。
田部和良GMは「交渉には時間が必要で、今は合意していなかったということ」と説明したが、シーズン途中での退任は想定外。残り8試合は、ユース部門の育成責任者を務めていたベルナール・ブラカール氏が監督代行として指揮を執る。今回の退任劇は、解任や辞任ではなく両者の合意による契約の途中解除だという。
大黒も「僕らの力が足りなくて、そうなってしまったのは申し訳ない。(戦術を)全部やってきて、うまくいってへんから代わるってことだと思う」驚きを隠せなかった。残留争いから抜け出せず指揮官の電撃交代。混迷するチームを救うためにも、大黒のゴールが求められる。
[2006/3/19/08:40 紙面から]
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