1964年東京パラリンピック(リフトバス)

 ◆送迎 車いすを使用する選手に対応するため、超大型バスの後部が開閉するリフトを付けた特殊バスを、17人乗りと12人乗りで計9台を新造した。羽田空港での外国人選手の入国時には、選手と付き添いをゲートから選手村まで輸送した。

 ◆観光 大会終了後には都内、箱根視察観光も行われた。都内観光は2回に分け、選手378人、役員・付き添い189人を半数ずつで実施。リフトバス17人乗り4台、同12人乗り5台、24人乗り普通バス5台を配車した。箱根観光は全員を収容する態勢が必要だった。リフトバス24人乗り8台を計画したが足りないため、藤田観光に依頼して外国人専用バス40人乗り6台を加えた。普通バスに乗った選手の車いすはトラックで移送。都内観光時2台、箱根観光時4台を自衛隊に依頼した。

(2015年03月04日東京本社版掲載)