昨年の世界選手権覇者である星奈津美(25=ミズノ)が2分5秒20で銅メダルに輝いた。12年ロンドン五輪の銅メダルに続くメダル獲得となった。ミレイア・ベルモンテガルシア(スペイン)が2分4秒85で金メダルを獲得した。

 前半から積極的に攻め、日本記録を上回るペース。100、150メートルを3番手でターンすると残り50メートルで前に迫ったが、惜しくも届かなかった。

 星

 準決勝までは思うような動きが出せなくて。100メートルからのいい流れがつなげられなくて不安があった。でも、たくさんの人からメッセージをもらい、あらためて自分のやるべきことはこの舞台で自分の力を出し切ることだと思った。平井先生からは「自分のやることをやってこい」と言われた。本当に悔いはない。

 ◆星奈津美(ほし・なつみ)1990年(平2)8月21日、埼玉県越谷市生まれ。1歳で水泳を始め、春日部共栄高3年の時に、08年北京五輪に出場し、女子200メートルバタフライで10位。早大4年時の12年ロンドン五輪では同種目で銅メダルを獲得。13年世界選手権は同種目で4位。14年4月ミズノに入社。同年8月のパンパシ、9月の仁川アジア大会とも同種目で銀メダル。15年世界選手権では同種目で金メダルを獲得。競泳女子の全種目を通じて日本勢初の金メダルに輝き、競泳陣で初のリオ五輪代表内定も手にした。164センチ、56キロ。