東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の新会長に選ばれた橋本聖子氏(56)が「ボランティア辞退者」へ、「復帰」を呼び掛けた。

18日、互選で会長に選ばれた理事会後に記者会見に臨み、「もう1度、2020の大会の一翼を担ってもらえるなら、ぜひまたボランティアとして参加してもらえるように準備を整えたい」と示した。

森喜朗前会長(83)の女性蔑視発言後、大会ボランティアの辞退者が相次いだ。11日時点で約740人に上っていた。この動きに関して、さっそく訴えかけた形になる。

「コロナで大会開催を不安に思う方もいる。加えて新会長を選ばざるを得ない一連の経緯はさらに困惑させるものだったのではと思います」とも言及し、逆風吹く世論の運気上昇を誓った。