東京オリンピック(五輪)・パラリンピック開閉会式の制作・演出を事実上のトップとして手掛けている元お笑いコンビ、ラーメンズの小林賢太郎氏(48)が22日、解任された。98年のラーメンズのコントで、「ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)」をネタにしていたとして、米ロサンゼルスに本部を置くユダヤ人の人権団体サイモン・ウィーゼンタール・センターが21日(日本時間22日)に抗議声明を出していた。

同コントは、NHK・Eテレで放送されていた教育番組「できるかな」のパロディーで、小林氏が“ノッポさん”、相方だった片桐仁(47)が“ゴン太くん”にふんしたもので、次回放送の打ち合わせをする場面で、動画がSNS上などで拡散している。

以下、動画内容

ノッポさん トダさんがさ、ほらプロデューサーの。「作って楽しいものも良いけど、遊んで学べるものも作れ」って言っただろ。そこで考えたんだけど、野球やろうと思うんだ。いままでだったらね、新聞紙を丸めたバット。ところが今回は、ここにバットっていう字を書くんだ。いままでだったら「ただ丸めた紙の球」。ここに球っていう字を書くの。そしてスタンドを埋め尽くす観衆。これは人の形に切った紙とかでいいと思うんだけど、ここに人って字を書くんだ。つまり文字で構成された野球場を作るっていうのはどうだろう?

ゴン太くん おう、いいんじゃない。ちょっとやってみようか。ちょうどこういう人の形に切った紙がいっぱいあるから。

ノッポさん ああ、あの「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」やろうって言った時のな。

ゴン太くん そう、そう、そう、そう、そう。トダさん、怒ってたなあ。

ノッポさん 「放送できるかっ!」ってな。