東京五輪(オリンピック)自転車の女子オムニアムで銀メダルを獲得した梶原悠未(24=筑波大大学院)9日、都内で会見を行い、「うれしい気持ちいっぱい。夢の舞台でメダリストになれて感慨深い」と、あらためて喜びを口にした。

大半の会場が無観客で行われた今大会にあって、静岡・伊豆ベロドロームでは有観客で競技が実施された。「たくさんの観衆で熱気が高まっていた。会場の気温も、普段の練習時より2、3度高いと確認していた。拍手での応援で、レース中の苦しい場面で背中を押してくれた」と感謝した。

筑波大大学院に在学し、文武両道で励んできた。「賢い、自立したアスリートになりたいという思いがある。今後も一生学び続け、学んだことを競技人生に生かしたい」。3年後のパリ大会に向けて、さらに勉強を重ね、走り続けていく。