毎月1回掲載のボートレーサー毒島誠選手(33=群馬)の新コラム「毒島誠のトップギア」が今日からスタートします(5月以降は10日公開)。レースではスピードあふれるターンでファンを魅了しています。休日は釣りや山登りなどアウトドアに励むアクティブ派です。1回目はレースに関しての目標と、現状についてです。

抽選運上昇を願い休日も練習? に励む毒島誠
抽選運上昇を願い休日も練習? に励む毒島誠

 こんにちは。ボートレーサーの毒島誠です。毎月1回、日刊スポーツでコラムを担当することになりました。レースの事や私生活について、ざっくばらんに書いていきます。

 今年の目標はSGレースを勝ち、年末のグランプリ出場&制覇です。昨年はシリーズ戦回りで悔しい思いをしました。ピットから見るグランプリほど、悔しい事はありません。「今年こそは!」と意気込んでいますが…。う~ん、微妙(汗)。


 現状は何といっても抽選運が良くないです。毎大会、エンジンとボートを商店街でよく見かける抽選器(ガラポン)で抽選します。ワースト機をはじめ、数々の低勝率エンジンを引き当てる、選手間でも話題の『強運』!? を披露しています。まさに「神ってる(笑い)」。


 親友一家が、あまりの抽選運のなさを心配して、今年の誕生日にガラポンをプレゼントしてくれたので、練習もしました。選手の中には数珠やお守りを付けたり、逆回転を何度もさせたり、拍手や一礼をする選手も。ひと通り試しましたが変化なし。いいのを引きたい気持ちが強過ぎて邪念が多いんでしょう(笑い)。


 先日、今年最初のSGがありました。予選から調整に正解が出なくて、連日悪い箇所を見つけようとエンジンを分解。それを見ていた新田雄史から「解体屋」といじられながらも、何とか準優勝戦に進めました。でも、舟券に絡めず悔しい思いをしました。とても疲れる一節でした。そんな疲れを癒やすのは…。それは次回に書きたいと思います。お楽しみに。(ボート選手)


 ◆毒島誠(ぶすじま・まこと)1984年(昭59)1月8日、群馬県桐生市生まれ。92期生として03年5月桐生でデビュー、06年9月の鳴門で初優勝。G1は15年の桐生周年など優勝6回。SGは13年9月丸亀メモリアルで初優勝。13~15年まで3年連続で年末のグランプリ出場。通算V40回。幸美夫人は元ボートレーサー。趣味は釣り、山登り、キャンプなどアウトドア全般。163センチ、51キロ。血液型B。