特選11Rで2着に入った藤木裕(31=京都)は苦笑いするしかなかった。吉田敏洋をたたいて先行したが、先頭に立っていたのはほんの数秒。平原康多に暴力的なまでのスピードでまくられた。藤木は「今まで味わったことがないスピードだった…」と言葉少な。優秀に勝ち上がった喜びより、完敗の気持ちが上回っていた。