シェーン・パーキンス(29=オーストラリア)がブフリをマークから差し切り、初参加のG3で優勝を飾った。パーキンスは日本で通算27回目のV(ワールドステージを含む)。レースは打鐘4角から渡辺一成が先行勝負に出たが、7番手のブフリがホームでまくり切った。追走したパーキンスが後ろを警戒しながら差し切った。渡辺マークから運んだ伏見俊昭が2着に食い込み、3着にはブフリが粘り込んだ。

 「日本で100勝もできたし、G3も勝てた。夢のようだ。オーストラリアではリオ五輪の代表になれず悔しい思いをしたが、ここで勝ててうれしい」と素直に喜びを表した。

 また、9Rで行われたエボリューションでは、ボスが突っ張って出た山中秀将の番手から3角まくりで優勝した。外国人選手でVを独占した。【秋山正則】