今年4度の完全Vを含め優勝5回を誇る渡辺雄太が下馬評通りの快勝劇だ。

 9Rでは別線が機動力を警戒して青板から動いて、最終ホーム7番手。「ここで踏むしかない」と仕掛けると番手があっさりと離れてしまうダッシュ力。中団から合わせた伊藤太一の外を1人で乗り越えると独走態勢で押し切った。「1車という声が聞こえたのでペースを落として踏み直した」。昨年7月デビューとは思えぬ、心憎いばかりの冷静さだ。4月のルーキーチャンピオンでも積極先行を見せつけ、6月のレインボーCファイナルで特別昇級を狙う。その前に準決9Rで快勝連発だ。