初日の各レース3着までに入った選手が、共同記者会見でレースを回顧した。

10Rが終わり、最初に現れたのが3着の板根茜弥。彼女は終始テンションが高く、会見場は笑いに包まれた。続いて行われる写真撮影でも場を盛り上げた。

2番目の尾崎睦が会見場に現れた時は“焼け野原状態”。登場しにくかっただろう(笑い)。隣でワイワイして、尾崎は真面目に答えるコントラストがとてもシュールだった。

尾崎の写真撮影も終わり、遠くでまだわっしょいしている板根をバックに「よくしゃべるわ、ほんと…」と呟くシーンも秀逸だった。


ヤマコウが準決11Rで本命に推す尾崎睦
ヤマコウが準決11Rで本命に推す尾崎睦

尾崎の連勝は12で止まったが、意に介していない様子だった。「初手で奥井(迪)さんの動きを見て遅れてしまった。組み立てが甘かった…」と振り返るが、その後の勝ち上がるために必要なクレバーなところは一日の長を感じた。

自力もいいが、勝ち上がらないと自己満足で終わる。11Rは枠が悪い分、展開に身を任せる形になる。しかし、ベテランのレース運びで決勝進出に期待する。(日刊スポーツ評論家)

【ヤマコウの印】◎尾崎睦 ○坂口楓華 ▲石井寛子 ☆当銘直美 △小林優香