スーパールーキー吉田拓矢(20=茨城)がタイヤ差の決勝2着という激走を演じた。青板バックから仕掛けたが5車結束の南関勢が吉田拓を前に出させずに先行した。それでも最終2角後方から大外を一気にまくって、あと1歩でS級デビュー戦のG3初制覇という史上初の快挙に迫った。それでも謙虚だ。「まだ無駄なところがある。反省する点が多いレースだった」と口元を引き締めた。G3決勝3着以内で来年の競輪祭の出場権をゲット。「それまでの1年間でG1で戦える力をつけたい」と、2016年の飛躍を誓った。