真夏の暑さに負けない、激しい女のバトルが開幕。G1第30回レディースチャンピオンが、8月2日から7日まで三重・津ボートで開催される。カウントダウン連載「ROAD TO レディースチャンピオン」の第1回は大会の歴史や、過去のレースを紹介する。

 <1>大会の歴史 年末のクイーンズクライマックスと並び、その年の女子選手NO・1を決める大会。第1回は87年浜名湖で行われ、鈴木弓子(引退)が優勝した。第2回大会からは3月に開催していたが、12年の第26回大会から現在の8月に変更となった。その年は若松で行われ、大会初のナイター開催だった。優勝戦は山川美由紀がカドまくりを決め、鵜飼菜穂子、横西奏恵(引退)に並ぶ最多タイの3度目Vを飾った。

 <2>出場資格 優先出場者は前年度のレディースチャンピオン優勝者。オールレディース競走の優勝者。それ以外は15年6月1日から16年5月31日までの勝率上位から選出される。今大会は平山智加が勝率7・59で選出1位。初日ドリーム戦の1号艇を手にした。

 <3>タイトル名の通称 長い間、女子王座決定戦という名称だったが、14年の第28回大会からプレミアムG1として一新された。女性レーサーたちによる競走を新しいイメージでとらえて、レディースチャンピオンという通称を用いることになった。【古村亮】

※明日は「大会総展望」