今回参加の外国人3選手、シェーン・パーキンス(29=豪州)テオ・ボス(33=オランダ)マティエス・ブフリ(23=オランダ)はそろって好調。ただ、強すぎるゆえに、マーク陣の人気はさっぱりだった。

 外国人選手は静岡・伊豆の競輪学校を練習拠点にしているため、控室の居場所は南関勢の隣が用意されている。番組マンも気遣って、8Rのボスには出口真浩、10Rのパーキンスには高木隆弘がそれぞれマークがかなうように組んでいた。ところが、出口は「付いていく自信がない」。高木も「こっちも遊びじゃないから。勝ち上がることを考えたら、パーキンスの後ろはない。タンキ登録選手はタンキでやってもらいたい」と白旗ムードで話した。

 一方、9Rはラインを組む北日本コンビ以外はだれもがブフリマークがかなう状態だったが、それぞれが回避した。結局、「せっかくだから、回ってみる」と良永浩一がしぶしぶ主張するほど。これを聞いたブフリは「自分の競走をみんな見てない。ラインが付いてこられるように、気遣って走っているつもりだ」と少々おかんむり。ここで良永とのワンツーが決まるか注目。