熊谷直樹(51=東京)が冷静な差しハンドルで、今年8回目の優出で初優勝を飾った。原田富士男の前付けを渡辺英児がブロックして、5対1の進入。大外単騎の岡村慶太がダッシュ良くまくったが、イン黒井達矢が抵抗して両者流れた。1番差しの熊谷はバックで黒井を捕らえて、2Mは先に回った。

 差しに構えた黒井は、2Mで切り返した岡村をさばき切れず後退。内を小回りした原田が2着に入った。

 熊谷は14年12月以来の若松登場だった。レース前に「若松は好きな水面なので、次も呼んでもらえるように優勝したい」と話し、有言実行となった。