ダービーを勝てばグランドスラム達成となる地元の英雄・山崎芳仁(44=福島)が準決に首の皮一枚で残った。

前日の2予3着で、4日目2予の結果待ちだったが、辛うじて27人目の椅子に滑り込んだ。報道陣の前に姿を現すと「半分諦めていましたよ。予選スタートだし、正直(準決には)乗れないと思っていた」と喜びと驚きが入り交じった表情を浮かべた。準決11Rは新山響平の番手に組まれ、後位を同県同期の成田和也が固める鉄壁の布陣。「(気持ちに)スイッチを入れる? それは入れるしかないですね。責任がある位置だし、前後を信頼して頑張ります」と気合をみなぎらせた。