本年度新設された宮島ボートのG2第1回レディースオールスター(2月28日開幕)の記者発表会が17日、東京・笹川記念会館で行われ、出場52人が発表された。会見には海野ゆかり(43=広島)、平山智加(31=香川)、守屋美穂(27=岡山)の3選手が参加。ファン投票などによって選出される女子選手の新設レースに「ファンの声援、期待に応えたい」と早くも力が入っていた。

 ダークグレーのシックなスーツに身を包んだ、海野ゆかり、平山智加、守屋美穂の3人の表情は、とても晴れやかだった。近年は、ボート界を引っ張る存在となった女子レース。レディースオールスターは、女子選手のさらなる活躍の舞台を広げるために新設された。

 地元宮島の海野は「地元で第1回。いい大会にしたい」と意欲を語った。ファン投票1万3287票と断然の1位選出された平山は「最近の女子選手の頑張りがあって、新設していただいたレース。第1回を2回、3回とつなげていきたい。ファンのみなさんの期待を胸に心を込めて走りたい」と、力強く宣言。守屋は、昨年4月に産休から復帰していきなり優勝3回。6位で選出されて「投票に恥じないような走りをしたい」と、はにかみながら話した。

 また平山は「ベテランから若手まで幅広い女子選手が出場して、普段と違うレースが見られると思います」とアピール。来月28日、女子ボートレースの新たな歴史が幕を開ける。