112期の内村舞織(19=福岡)が着実に力をつけてきた。

 2場所前の千葉決勝は奥井迪に先着しての2着と健闘。鹿児島の親元(父は元競輪選手の内村豪)を離れて、選手になると同時に久留米に転居。児玉碧衣、大久保花梨、林真奈美らと練習している。「児玉さんらと比べると先行力が全然違います」と課題は多いが、伸びしろは魅力。「自分のやることをやって負けるのが一番悔しい」。人一倍負けん気の強い性格で、高校時代は片道25キロを自転車通学をした頑張り屋でもある。

 そろそろ初優勝もちらついてくる。「1走目はとにかく自力を出したい」。予1の6Rは亀川史華、増茂るるこらを相手に、ロードで鍛えた持久力と自信の低速からのダッシュ力を見せつけるつもりだ。