【大野義孝のオレに任せろ】

 初日(湿走路)メインの選抜予選で、11Rは永井大介、12Rは鈴木圭一郎に軍配が上がった。2日目はプレミアムステージ(9~12R)と二次予選(1~8R)が行われる。9Rで「オレに任せろ」の大野義孝は好調な永井を本命に推す。速攻を繰り出し連勝を飾る。

 ◆9R 永井の速攻に期待する。17年はSG制覇こそなかったが、充実した1年だった。G1を3回、G2を1回制し、優勝10回は選手最多。1000勝達成のメモリアルもあった。9月飯塚の特別G1プレミアムカップでは鈴木圭一郎を逆転し、自身の持つ大会最多優勝記録を更新する、7回目の優勝を飾った。

 今年はさらなる進化を目指している。前節の地元川口グランプリレースでは、2枠からトップSを決めて逃げ切り、今年G1初優勝を飾った。「去年の暮れから悪くて、かなりパーツも換えた。川口G1も初日にオーバーホールした。パーツが当たって、バイブレがなくなったのが大きい」と機良化に成功した。

 その勢いが今大会に続いている。初日の選抜予選11Rは、8枠からS4番手に付け、1周3角では荒尾とともに抜け出した。両者の首位争いは3周目で永井が競り勝った。「(雨で荒尾に勝てて)オレもびっくりしたよ」と満面の笑み。「車は雨で動くなら、晴れも動くと思う。タイヤだけ準備します」と好ムード。

 対抗は篠原睦の速攻戦。木村武之と岩崎亮一のさばき、中村友和の全速戦も要注意。(8)=(3)から(4)(5)(1)。