準決を突破した南関7人が決勝10Rで結束する。番手を回る小野裕次(29=千葉)が完全Vへ意気込む。

 準決3個レースはいずれも地元千葉勢が活躍。8Rで坂木田雄介が逃げ切って花田将司とワンツーなら、9Rは小野が後方まくりで初日特選から2連勝。10Rは野口裕史が逃げ、高橋雅之を僅差で振り切った。決勝メンバーが決まると、千葉勢5人による話し合いは約25分間に及んだ。その焦点の1つは、特選で南関勢を分断した佐藤佑一をどう阻むか? 一時は千葉勢が二手になる案でまとまりかけたが、最終的には野口を先頭に、以下は小野、高橋、坂木田、花田の順で結束して並ぶことに。これを受けて、沼田淳一郎と遠藤勝行がそれぞれ6番手、7番手になった。小野は「状態は前回よりいい。決勝は責任重大の位置。頑張る」と話して表情を引き締めた。ほとんど例がない7車ライン。果たして、南関から勝者が出るか。それは小野か。注目したい。