注目度、将来性はピカイチ! 「ROAD TO チャレンジカップ」の第4回は、芦屋のフレッシュルーキー大山千広(22=福岡)を取り上げる。まだデビューから3年半だがすでに優勝は4回。賞金ランクも17日現在で13位に付け、地元で逆転でのクイーンズクライマックス入りを目指す。

目を見張る躍進を遂げている。大山はデビューからわずか3年半ながら成長度は想像以上。昨年9月に初優勝して、今年はすでに優勝3回を積み重ねた。9月のヤングダービーでは男子を相手にG1初優出を経験した。来年からはA1級昇格も決まり、最も旬な若手有望株として注目される。

女子賞金ランクも13位に浮上して、逆転でベスト12入りの可能性を残す。「芦屋の出場が決まったのも最近ですし、欲を出さずにいきたい」。自然体で大会に挑むとはいえ、芦屋はフレッシュルーキーを務める地元水面。以前から「一番練習しているのは芦屋なので」と愛着があり、自然と気持ちは高ぶる。

先日、母博美さんが現役を引退。その母は千広をデビュー当初から「当時の私より全然センスがある」と才能を認めていた。成長を見つめてきた母の支えも糧に、若手屈指のターンセンスを見せる。【窪寺伸行】

※明日は「なるほどデータ」

◆大山千広(おおやま・ちひろ)1996年(平8)2月5日、福岡県宮若市生まれ。116期生として15年5月福岡でデビュー。16年4月若松で初勝利。17年9月福岡オールレディースで初優勝。通算優勝4回。同期は新田有理、勝浦真帆ら。160センチ、47キロ。血液型O。