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ソミュール強烈伸び ワープ級/函館記念

函館ウッドコースで追い切られたエアソミュール(奥)は、直線内から鋭い伸びを見せる
函館ウッドコースで追い切られたエアソミュール(奥)は、直線内から鋭い伸びを見せる

<函館記念:追い切り>

 混戦模様の夏の名物ハンデ戦、函館記念(G3、芝2000メートル、14日=函館)の有力馬エアソミュール(牡4、角居)が10日、函館競馬場で追い切られ、「瞬間移動」を思わせる強烈な伸び脚で出来の良さをうかがわせた。“主戦”和田竜二騎手(36)と約1年2カ月ぶりのコンビ復活で初タイトルに挑む。

 目を疑った。函館ウッドコースで僚馬サンビスタ(古馬1000万)を追いかけて迎えた直線。和田を背にしたエアソミュールはまだ4、5馬身後方にいた。届くのか? そんな心配は無用だった。ラスト50メートルで鞍上がゴーサインを出すとスイッチが入った。グンとトップスピードに乗り、まさに瞬間移動。雨で重くなったチップを蹴散らし一気に差を詰め5ハロン69秒7、ラスト1ハロン12秒4をマーク、併入に持ち込んだ。

 3年ぶりの函館参戦となる和田は「馬場が悪いのでゆっくりバランスを崩さないように走った。追いつかないと思ったが、残り20~30メートルでグッときた。出来は栗東の時と変わらない」。

 この「変わらない」の言葉こそが、出来の良さの証明だ。前哨戦の巴賞直前。栗東で愛馬にまたがり背中の感触を確かめた。うなるように走るその姿に「状態がすごくいい」と感じていた。レースには騎乗できなかったものの、好位から抜群の手応えで抜け出し完勝。その姿と今をだぶらせた。「滞在効果で落ち着いているし、あの時と同じ雰囲気。折り合ったらどれだけ強いか」と静かに期待感を口にした。

 人馬ともにリベンジへの思いがある。クラシックを目指した3歳時。気性の強さゆえに折り合えず、プリンシパルSで13着に終わるなど結果を出せず、悔しさにまみれた。あれから約1年2カ月ぶりのコンビ復活。燃えないわけがなかった。「大きいところを狙える馬。チャンスをもらったのでものにしたい」。初タイトルが、そのまま大舞台行きの夢切符となる。【松末守司】

 [2013年7月11日8時43分 紙面から]

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