なでしこジャパン(FIFAランク4位)が、2連覇に挑む女子W杯カナダ大会(6月6日開幕)へ弾みをつけた。日本は後半7分にFW大儀見が決勝点を挙げ、過去7戦全敗だったイタリア(同13位)を下した。24日のニュージーランド(同17位)戦に続く勝利で、W杯前最後の試合を締めた。

 長野市で男女通じて初めて行われた代表戦は盛況だった。詰めかけた観客は1万4453人。24日に行われたニュージーランド戦(丸亀)の1万4154人を超えた。会場の南長野運動公園総合球技場は市が約80億円をかけて改修し、3月に完成したばかり。本拠とする長野パルセイロ・レディースは、なでしこリーグ2部で9勝1分けの首位。J3で2位の男子の人気も後押しとなり、チケットが完売した。