女子サッカーの元なでしこジャパン代表で、前回W杯優勝メンバーの丸山桂里奈選手(大阪高槻)が3日、吉本新喜劇の小籔千豊が進行するカンテレ「イキザマ JAPAN」(5日午前6時30分放送)の収録に参加し、「佐々木マジック」の一端を明かした。

 なでしこジャパン2大会連続の決勝に導いた佐々木則夫監督だが、丸山選手は、その指導力の秘密の1つに「女心のコントロール」を挙げた。

 「誰かがケガをしたら『その誰かのために』と力を発揮するのが、なでしこ。ケガをした安藤(梢)選手のために、ベンチにぬいぐるみが置かれていますが、私もケガをしたときに、監督からくまのぬいぐるみを贈られました」

 安藤選手は初戦のスイス戦で左足を骨折し、チームから離脱。代わってベンチに置かれたぬいぐるみが「女心」と「闘争心」「結束力」をくすぐっているという。

 さらに、丸山選手は今大会について「スタメンとサブの温度差がなく、チームが1つになっている」と指摘。準決勝のイングランド戦で幸運な決勝点を引き寄せた強さにつながっているのではないか、と見る。

 そんななでしこジャパンの決戦は6日朝(日本時間)。米国と決勝で激突する。連覇へ向けた最後の戦いに向け丸山選手は、澤穂希選手のスタメン起用を“提言”した。

 「澤さんスタメンがいいです。澤さんがピッチに立つだけで全然違うと思いますし、澤さんは苦しいときは背中を見てっ、て言っているので、身が引き締まると思う。やっぱりスタメンで出てほしい」と話した。