元日本代表でG大阪のMF遠藤保仁(35)が、ハリルジャパンに提言をした。3日は大阪・万博練習場で調整。3度のW杯を経験し、歴代最多となる国際Aマッチ152試合出場の記録を持つ遠藤は「世界に勝つためには、アジアでもたもたしているわけにはいかない。全員が思っているはず」と冷静な口調で話した。前日2日の北朝鮮戦をテレビ観戦し「日本が100%の力を出せば、アジアではそう簡単に負けるはずはない」とまで言った。

 特に猛暑の中国で、縦へのスピードを生かした戦術に徹したことを疑問視。「暑い中で、全部縦に速かったり、前からハイプレッシャーをかけ続けるのは難しい。ボールを保持すれば、相手を走らせることができたはず」と指摘した。さらに、FW本田とともにW杯優勝を公言した男は「いつも言っていますが、代表は1つの目標」と代表復帰をあらためて熱望した。