今回の日本代表で最年少のFW南野拓実(20=ザルツブルク)がA代表デビューを果たした。後半43分からFW武藤嘉紀(23=マインツ)に代わって投入された。短い時間だったが、ゴールに絡もうと意欲を見せた。

 C大阪でジュニアユースから育ち、今年1月からザルツブルクへ移籍。初めての1人暮らしがいきなり海外となった。しかし、オーストリアでも好物の麺類など簡単な自炊をするよう心がけ、奮闘している。負けん気の強さが特長で、C大阪時代、兄貴分として慕われていたMF楠神は「デビュー戦で遠慮するようなヤツじゃないから大丈夫」と太鼓判を押していた。わずかな出場時間にとどまったが、第1歩を踏み出した南野が日本代表の得点源として成長を続ける。