サッカー女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(29~3月9日・大阪市)に臨む「なでしこジャパン」候補の国内組25人による合宿2日目が14日、沖縄・中城村で行われた。

 20分、3本の紅白戦やセットプレーの確認など実戦を意識したメニューだった。

 紅白戦ではMF中島依美(25)が、ミドルシュートを決めた。最終予選のメンバー生き残りへアピールに成功したが、当落線上に位置するだけに「シュートや攻撃的な部分をアピールしたい。まだまだ」と気を引き締めていた。両サイドハーフとボランチと複数ポジションで出場。便利屋としての適性も示した。佐々木監督も「どのポジションでもこなせる。計算できる」と評価した。

 この日はバレンタインデー。佐々木監督は「そんなの関係ないよ。プレーで返してもらいたい」と笑った。チョコレートのプレゼントより、リオへの切符を望んだ。