4大会連続五輪出場を逃した日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランキング4位)は、最終戦となった北朝鮮(同6位)を1-0で下し、勝ち点7で幕を閉じた。日本は2勝1分け2敗、予選3位で今大会の日程を終えた。

 両チーム無得点で迎えた後半35分、FW岩渕真奈(22=Bミュンヘン)が先制ゴールを決め、無失点で逃げ切った。

 2008年から、なでしこの監督を務め、11年にはドイツW杯優勝、12年ロンドン五輪銀メダル、15年のW杯カナダ大会で準優勝と輝かしい実績を残し、今大会限りで退任する佐々木則夫監督の最終戦を白星で飾った。

 試合後、佐々木則夫監督は「雨の中、リオ切符を取れませんでしたけど選手たちはよく頑張ってくれた。選手たちのリズムでよく点を取ってくれた。逆境になったとき、後がないとき、なでしこらしく選手はやってくれた。(リオ五輪切符逃したのは)監督の力不足だった。僕自身さまざまなことがあったけど選手に感謝している。(今大会の)結果を受け止めて反省のもと、(2019年)フランスW杯(2020年)東京五輪へと逆境に負けず新たななでしこを結成して頑張ってほしい。(五輪)切符を取れなかったのは僕のせい。責任を取って…。また、なでしこを後押ししてください」とインタビューに答え、サポーターにあいさつした。