U-23(23歳以下)日本代表手倉森監督が4-1の勝利に頭を抱えた。国内最終戦に、この代表最多の1万5571人が集まった中で逆転勝ち。

 会見で「晴れ晴れしい試合でしたが、自分の気持ちは晴れない」。国際試合35戦、練習試合12戦を強化と発掘に充て、練習生も含め78人を招集した。明日7月1日発表の18人に絞る作業を考えると、つらくなる快勝だった。選手には「五輪を託す側になった選手はA代表を目指すだけだ」と伝えたが、絞り切れない。「試合後に、ここまで自分が悩むとは思わなかった。それがサプライズ。厳しい決断をしなければ…」。就任から2年半、ついに覚悟を決める時が来た。