日本は北朝鮮と0-0で戦い終え、PK戦で4-5と敗れて2連覇を逃した。主将として全6試合にフル出場した長野風花(浦和ユース)が、大会の最優秀選手に選ばれた。日本は球を支配して多くの好機を迎えたが、得点できなかった。PK戦では4人目の金勝里央(浦和ユース)が外したのに対し、北朝鮮は5人全員が成功した。

 日本は好機の数で上回り、24本ものシュートを放ちながら得点できなかった。前半20分に、長野の直接FKのこぼれ球に高橋が詰めたが、わずかにゴール右に外れ、同28分には、宮沢のミドルシュートが枠を直撃した。一進一退の攻防が続いた後半も、終盤には一方的に押し込んだ。しかし、1点が遠かった。楠瀬監督は「ゴールをこじ開けるにはもう1段階上の技術、パワーをつけないといけない。選手はサッカーの厳しさ、怖さが分かったと思う」と話した。