日本サッカー協会の霜田正浩技術委員(49)が18日、東京都内で取材に応じ今年限りで退任することを明らかにした。日本代表のハリルホジッチ監督の招請で中心的役割を果たした。17日までに田嶋幸三会長と同監督に辞意を表明し、了承されたという。

 2009年に日本協会入りした霜田氏は14年に強化担当技術委員長に就任したが、今年から西野朗技術委員長が就くと代表チームを統括するダイレクターに役職が変わった。

 辞意を固めた理由に「組織があるべき姿として、委員長やダイレクターがたくさんいるのは良くないと思っていた」と説明した。

 W杯ブラジル大会を率いたザッケローニ氏やアギーレ氏といった日本代表監督の招請にも尽力。今後について「もともと指導者をやっていたので、現場に戻る道があればと思っている」と述べた。