サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也(28)が“日本の翼”とタッグを組んだ。日本代表のサポーティングカンパニーでもある日本航空(JAL)が15日、吉田とサポート契約を締結したと発表した。

 同社は長谷部誠のCM起用、テニスの錦織圭とのパートナー契約、フィギュアスケートの本田真凜とのスポンサー契約などアスリートのサポートを続けている。今回は日本の守備の要に白羽の矢が立った。

 JALは「プレミアリーグそしてサッカー日本代表のセンターバックとしても世界の舞台でチャレンジを続けられており、その頂点を目指す姿勢は、まさに、JALが掲げる『チャレンジ』に通じるものがあります。その想いに共感し、渡航時の輸送協力を中心に吉田選手をサポートします」と説明している。

 英国でプレーしている吉田は、日本代表の活動のたびに厳しい移動を強いられている。今回の契約で、その負担軽減も期待できる。大目標とする18年W杯ロシア大会に向け、最高の援軍を得たことになる。

 吉田にとっては二重の喜びとなる。11月に英国で待望の第1子が誕生したことも判明。パパとなり、家族を守る責任が一層増した。

 所属のサウサンプトンでは厳しいレギュラー争いに身を置き、日本代表ハリルホジッチ監督からも定位置確保を厳命されている。プレミアリーグは欧州の他リーグと違い、年末年始も休みなく過密日程で試合が続く。最強の援軍JALと、最高にかわいい子供のパワーを力に、乗りきる。