U-18(18歳以下)日本代表が4日、スペイン遠征のため成田空港から出発した。

 カナリア諸島で開催される国際親善大会に出場し、同年代のカナリア諸島、ベルギー、スペイン代表と対戦する。19年U-20W杯に向けて16年度に新設されたチームの本格的な活動がスタートとなる。

 選手20人で唯一Jリーグでプレーする田川亨介(17=鳥栖)をはじめ、全国高校選手権に出場した選手からはMF郷家友太(17=青森山田)、杉山弾斗(17=市立船橋)ら5人が選ばれた。ロングスローで選手権で目立った郷家は「ボールを落ち着かせるところや、ヘディングで得点も狙いたい」と、スローイン以外での貢献を目標にかかげた。

 大目標であるU-20W杯に加え、20年東京五輪にも絡んでくる世代。影山雅永監督は「厳しい戦いを経験することで、個の力を伸ばしたい。(ボールを)止める、蹴るの技術の高さに差がないのか、圧倒されるか。それも見る」とこの遠征の狙いを語った。