【天安(韓国)28日】飛び級で選出されているU-20日本代表FW久保建英(15=FC東京ユース)が余力十分で準々決勝に臨む。出番なしで終わった1次リーグ最終戦のイタリア戦から一夜明け、天安の練習場で約1時間の調整。リラックスした表情でサッカーバレーなどを楽しんだ。30日のベネズエラ戦(大田)に向け「フレッシュな状態で(試合を)迎えられるという意味ではよかった」と万全の体調で一発勝負を迎える。

 この日朝に負傷したエースFW小川がチームを離れた。全員でホテルから出る小川を見送った。久保は「大きな痛手」としつつ「言い訳にしても仕方がない。悔いが残らないように全力でやる」と言葉に力を込めた。B組を1位で通過したベネズエラはここまで3試合で10得点、無失点と隙がない。点取り屋が抜けた状況だが「ゴールにつながるプレーを出していかないと」とFWの責任感を口にした。