今大会初の完封勝利で、日本代表のDF陣が今後の可能性を広げた。けが人や体調不良選手などの影響で、レギュラーが確定しない中、最低限の仕事をした。トルクメニスタン戦でボランチに入ったDF冨安が本職のセンターバックに戻ってDF吉田主将とタッグを組んだ。カウンターへの対応や細かな連係ミスなど課題は残るものの、先制され2失点を喫した初戦から改善を見せた。

吉田は「1戦目で2点取られていたので、結果を出せることは自信になる。このチームはまだこれから自信をつけていく段階だし、苦しい経験も大きいかなと思う」と振り返った。

2連勝で突破を決めたこともあり、次戦はまたメンバーが入れ替わる可能性もある。それでも1次リーグ最終戦、その後の決勝トーナメントへ、勢いをつける無失点に吉田は「メンバーも替わってチャンス与えられると思うので、結果出せればチームとしても乗ってくる」。2大会ぶりの優勝への足がかりは作った。