W杯アジア3次予選のバーレーン戦で敗れた日本代表の岡田武史監督は28日、東京都内で開いたスタッフ会議後に「これからはおれのやり方でやる。(敗戦は)高い授業料だったが、これで吹っ切れた」と、6月の同予選再開に向けて、全面的に独自の指導へ切り替える意向を明確にした。

 W杯予選を目前に控えた昨年12月にオシム前監督からチームを引き継いだこともあり、岡田監督は「劇的に何かを変えるのはリスクが大きかった。我慢してきたこともいろいろあった」と言い、戦術や練習メニューなどで前例を踏襲することが多かったという。例としてマンツーマンのマークを挙げ、同監督は「本来ならやっていない」と話した。

 今後の方針と強い決意を示した岡田監督だが、大幅な選手の入れ替えやスタッフの変更は否定した。日本は6月にオマーンと2連戦し、敵地でタイ、ホームでバーレーンと対戦する。