U-19(19歳以下)アジア選手権は、31日にサウジアラビアで16チームが参加して開幕する。ベスト4が来年のエジプトでのU-20(20歳以下)W杯の出場権を得るが、日本の牧内監督は「最終的にはチャンピオンを目指す」とその先も見据えている。

 日本はこの大会で6度の準優勝をしているが、1度も頂点に立ったことがない。今回は1次リーグA組で中東のイエメン、イラン、サウジアラビアと対戦し、2位以内に入れば準々決勝に進む。

 チームの柱は既にA代表に名を連ね、北京五輪にも出場したMF香川(C大阪)だ。ただ、所属クラブとW杯アジア最終予選を控えるA代表の都合で、1次リーグ終了後に帰国する。国内での最終合宿にも参加できなかった香川は「まずはU-20W杯に行けるようにしたい」と言う。1995年から8大会連続となるU-20W杯への切符が第一目標となる。

 4年後にはU-23(23歳以下)となる「ロンドン五輪世代」に当たる。牧内監督は「五輪もそうだし、香川のようにA代表にかかわる選手が出ないといけない。そのためにもアジアを突破して、世界の大会は確実に経験させたい」と話した。(共同)