日本サッカー協会は18日、新型インフルエンザの対策本部をJリーグと合同で設置し、現時点で国際親善試合キリン杯の日本-チリを予定通り27日に大阪・長居陸上競技場で開催することを決めた。同協会の田嶋幸三専務理事は「予定通りやる。基本的に会場変更も考えていない」と話した。チリ戦のチケットはほぼ完売している。

 Jリーグも19、20日のヤマザキナビスコ杯やアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)、週末のリーグ戦を開催する方針。感染が広がる大阪府、兵庫県でもACLのG大阪-FCソウル(20日・万博)、J1の神戸-柏(23日・ホムスタ)などが予定されている。

 各クラブに感染予防対策の充実や医療機関との連携強化を求める通達を出し、21日には臨時実行委員会を開いて今後の対応を協議する。現段階では政府や地方自治体から中止や延期の要請はないという。