女子アジア杯で初優勝した日本代表「なでしこジャパン」は決勝から一夜明けた26日、ベトナムのホーチミンから帰国の途に就いた。主将の宮間あや(岡山湯郷)やベテランの澤穂希(INAC神戸)らはリラックスした表情だった。

 海外のクラブに在籍する選手の多くを招集できなかった中で、選手たちは奮闘した。団長を務めた日本サッカー協会の上田理事は「一見、マイナスに思われたことをプラスに転化できた。ベテランと若手が融合してやれたのはよかった」と成果を語った。

 大会は来年の女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会の予選を兼ねて行われ、日本は2連覇が懸かる本大会への出場を決めた。次は9月開幕の仁川アジア大会(韓国)が目標となる。