バーレーンに負けてW杯アジア3次予選突破に暗雲が漂ってきた岡田ジャパンに試練が訪れる。6月には命運を分ける4試合が集中するが、中でも6月2日のオマーン戦(日産スタジアム)翌日から始まるオマーン→タイ→日本の強行日程を、チャーター便に頼らず、定期便で移動する計画であることが分かった。

 日本代表は2日にホームでオマーンを迎え撃ち、翌3日には7日オマーン戦(マスカット)に備えて移動する。さらに8日はマスカットからバンコクへ直行し、14日のタイ戦(バンコク)を目指して調整に入る。いずれも、試合翌日の移動になり、チャーター便を使用してもおかしくないところだが、岡田ジャパンはたくましく定期便でこの試練を乗り切る。

 9月から始まる最終予選でも中東の強豪国やオーストラリアなどと4、5枠を争うことになるだけに、3次予選から、長期移動でもコンディションを崩さない強さを求めていく。当面は2組でオマーンとの2位争いが焦点になるが、あえて厳しい条件で正念場を克服するつもりだ。