日本協会の犬飼基昭会長(67)は27日、リオデジャネイロのジーコサッカーセンター(CFZ)に元日本代表監督のジーコ氏を訪問し、W杯招致アンバサダー就任への感謝状を贈った。同会長がジーコ氏と歓談をするのは初めて。「今までの彼の経験をいろいろ聞きたかった」という会長に、ジーコ氏はサッカーセンターの施設を案内し、終始穏やかな笑顔で対応した。

 同施設は天然芝など5面のピッチを有し、ビーチサッカー用の砂浜や、人工芝のグラウンドも完備している。子どもたちが試合に夢中になっている姿に、同会長は「こうした環境でサッカーを楽しめるブラジルの子供は幸せだ。後から後から素晴らしい才能が出てくるのもよく分かる」と感嘆の声を上げていた。