浦和の日本代表MF柏木陽介(23)が15日、南米選手権(7月1日開幕、アルゼンチン)出場を熱望した。震災の影響で延期されていた5試合が7月に組み込まれ、主力級の招集は懸念されている。「個人的な意見だけど、もちろん出たい。南米の強豪とやりたくない人はおらんと思う。1カ月近く活動できるのも大きい」。アルゼンチン代表FWメッシらと真剣勝負ができる経験の貴重さを訴えた。

 14日のJFA理事会で出場が正式決定し、意向を南米連盟に伝えた。海外組中心のメンバーが組めない場合は辞退の可能性はあるが、欧州組招集へアルゼンチンのグロンドーナ会長の全面協力も得ている。Jリーグとは国内組は各クラブで原則1人とすることで合意している。

 この日、さいたま市内の練習場でミニゲームなど約2時間の調整。「監督も代表選手だったし、気持ちは分かってくれるかなあと思う。僕の意思だけでは難しいけど、クラブにはちゃんと伝えたい」と話した。