<キリンチャレンジ杯:日本3-0韓国>◇10日◇札幌ドーム

 PK戦を除いた韓国戦の完封勝利は、05年の東アジア選手権(1-0)以来、6年ぶりとなった。合計20本のシュートを浴びながらゴールを割らせなかったGK川島永嗣(28=リールセ)は、「相手がどういうパターンで攻めてくるか、守備対応のイメージができていた。それが大きかった」と振り返った。この試合では4-2-3-1のシステムで戦ったが「3-4-3のボールの奪い方のイメージも多少あった。良い距離感で1人1人が動けていた」とチームとしての上積みも強調した。

 W杯予選に向けて、さらなる改良点は終盤の守備。交代選手が入り、バランスが崩れて、受け手に回る場面もあった。フル出場したDF吉田は「個人的にしっくりこない部分はあった。今日の韓国はコンディションが良くなかった。より気を引き締めていかないと」と話した。