女子の国際大会アルガルベ杯(ポルトガル)が明日6日開幕する。若手~中堅中心の新生なでしこジャパンの中で、注目なのがU-19日本代表候補から“飛び級”でなでしこ入りしたFW田中美南(18)。所属する日テレの寺谷真弓監督(41)は「初めてなので、そんなにたくさんチャンスはない。でも与えられた短い時間で何か爪痕を残してほしい」と期待する。

 実は田中美の代表入りは、クラブにとって喜ばしい半面、シーズンへの戦術練習に参加させられないデメリットを伴う。「裏へ飛び出す部分とか、ドリブルをどこで生かすのが良いのか。決める前に行ってしまった」と苦笑いの寺谷監督。依然としてトップか2列目のサイドで使うか決めかねてはいるが「代表ではインパクトのあることを1個でも2個でもしてきてほしい」と願いを込めた。