日本協会は6日、女子サッカーの普及・育成事業を再編した「未来のなでしこプロジェクト」を、電気機器メーカーのキヤノンが第1パートナーとして特別協賛することを発表した。2つの育成事業に対するスポンサー契約をキヤノンと締結し、支援を受ける。

 03年から開催されているU-12(12歳以下)の女子8人制大会「JFA地域ガールズ・エイト」を、14年から「キヤノン

 ガールズ・エイト(仮称)」に改称。毎年3月のいずれかの週末を「少女の大会の日」に定め、全国9地域で行い、大会規模も約2000人参加まで拡大される予定だ。

 また、その大会の優秀選手を中心に、JFAエリートプログラムU-13(13歳以下)の初回の強化合宿「キヤノン

 ガールズ・キャンプ(仮称)」のメンバーを選考。なでしこジャパンへの登竜門とする。日本協会の上田栄治女子技術委員長(59)は「女子サッカーの課題は小学生から中学生に移る時の育成。これらが育成と普及につながると思う」と期待を寄せた。