ガンバ大阪の2年目FW高木彰人(19)が、明日3月1日のACL済州戦(吹田S)で、先発に抜てきされる可能性が出てきた。27日は万博練習場で調整。敵地開催だった22日アデレード戦から8日間で公式戦3戦目の超過密日程のため、長谷川監督は「いろんな組み合わせをやっていく」と先発変更を示唆。その中でも「彰人の状態がいい。そういう選手も(試合で)使える状態」と明かした。

 20年東京五輪世代。G大阪ユース在籍時の14年4月16日のナビスコ杯鳥栖戦では、クラブ史上最年少となる16歳8カ月12日で公式戦初先発を果たした。以降は先発機会がなく「まずはベンチに入ることを心がけました。練習から得点にこだわり続けなければ、チャンスはもらえない。少ない時間でも絶対に結果にこだわりたい」と意欲満々だ。ウルグアイ代表FWスアレス(バルセロナ)と元日本代表FW佐藤(名古屋)が好きで、繰り返し動画を見て得点感覚を頭に植え付けた。好機をつかみ、ACL開幕2連勝をもたらす。【益子浩一】

 ◆高木彰人(たかぎ・あきと)1997年(平9)8月4日、堺市生まれ。G大阪ジュニアユースで全国3冠を達成。同ユース在籍時の14年に高校2年ながら2種登録され、宇佐美(現アウクスブルク)を超えるクラブ史上最年少デビュー。昨季トップ昇格しJ3のG大阪U-23として23試合1得点。各世代の日本代表。趣味は漫画。175センチ、65キロ。